シリーズ
□白薔薇の女王 2
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※女装あり。
「たかちーん!ひさしぶりー」
美咲につれられて古市とヒルダがファミレスへきたときにはすでに雫と春香は来ていた。
「本当にお久しぶりね。元気だった?」
「雫さん、春香さん。おひさしぶりです。おかげさまで。」
雫も春香も古市と親しげに話しだした。
「雫、春香。
このコが前に言ってたコ。
ヒルダちゃん。」
美咲がウエイトレスにちょいちょいっと注文したあとそう言って横に座っていたヒルダを紹介した。
「ヒルデガルダと申します。
ヒルダとお呼びください。」
ヒルダが自己紹介すると、
「この子が美咲がよく言ってた子ね。よろしく。わたしは春香です。」
「ヒルダちゃーん。アクマなんだって〜。あたしは糸井雫、夜呂死苦☆」
ヒルダが悪魔であることをあっさり受け止めている彼女たちを見て古市は改めて大物だと思ったのだった。