神速の風
□疾世と青道メンバー
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【疾世と結城哲也】
昼の食堂にて
疾世
「でね、そこで爆発したの!」
結城
「ふむ。なかなか見所がありそうだな、是非俺もやってみたい」
疾世
「本当!流石てっつん、純兄とは大違い」
結城
「そうか?純もちゃんと話せば興味を引くと思うぞ」
疾世
「そうかな?」
結城
「あぁ、口では何と言ってもやはり可愛い妹だからな。純は純なりに疾世と仲良くしようとしてるんだろう」
疾世
「///照れちゃう…私、可愛くないし女の子らしさもないし、」
結城
「む、そうでもないぞ。小柄かで一生懸命な所は十分可愛いだろ。女の子の匂いもするしな。」
疾世
「へ?!、そう…かな…なんか恥ずかしい///」
顔を赤らめる疾世に、結城は手を伸ばして頭を撫でた
結城
「髪もサラサラだ」
疾世
「…あり、がと…私ってちゃんと女の子に見えてる?」
結城
「あぁ」
疾世
「てっつんって、やっぱり純兄とちょっと違うね」
結城
「?」
疾世
「素直に言ってくれるし、女の子って褒めてくれてるし…優しいし、いつでも真剣勝負だし…憧れちゃうな。私も見習いたい、」
結城
「真剣勝負なのは疾世もだろう、こないだの球技大会でクラスを優勝に導いたと聞いたぞ」
疾世
「導いた訳じゃないけど、どうせやるなら勝ちたいじゃない。」
結城
「疾世のその想いがクラスをまとめたのだろう。よく頑張ったな」
疾世
「!!」
結城は再び疾世の頭を撫でる
疾世
「へへ、手…あったかいね」
結城
「疾世といるからな。」
疾世
「そっか」
結城
「あぁ」
…
……
亮介
「周りの視線に気づいてないのって、本人達だけだろうね」
クリス
「あぁ、見てるこっちが恥ずかしくなるな」
丹波
「基本天然同士だからな、2人で話している時は大抵こういう空気になってる」
亮介
「本当、天然って怖いよね。恋愛感情ないのに恋人みたいになるんだから」
クリス
(その言い方もどうかと思うが…)
疾世と結城の日常会話です。