あ
□なぞなぞの謎
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解けない
何故だ、何故なんだ!?
魔界の謎を喰い尽した我が輩に解けない謎などないはずだ。
そうだ、解けない謎など…
最近謎の気配もなく弥子も吾代もいないので(要するに暇)机に置いてあった、いかにも我が輩をおちょくっているであろう弥子の書物<<なぞなぞ>>を手にとった。
「下級人間共が解くなぞなど我が輩の暇つぶしにもならないな」
ごちゃごちゃ言いながら結局やることもないので仕方なく開く、パンはパンでも食べられないパンはなぁ〜んだ?
「ふっ、こんな問題。答えは我が輩が魔界性の毒を練り込んだ特製パンだ」
簡単すぎる!こんなものなぞと言えるレベルでもないな、馬鹿にしながらページを捲った。すると答えはフライパン
…う、嘘だ!
こ、これは何だ?
冗談はやめろ。
ごふぉんっ!我が輩は気をとりなおして次のページを捲る、きってもきってもきれないものなあ〜んだ?
「きれない?きれないきれな…ふははは!分かったぞ、答えは弥子だな」
これは自信がある間違いないぞ下僕の弥子は何をしてもキレないからな。
自信満々の我が輩はページを捲る、と答えはトランプと書いてある。
トランプ?
何故だトランプは喋るというのか、魔界のトランプでさえ喋らないというのに
「おい貴様トランプとかいう、こ洒落た名前で我が輩に勝ったつもりでいるのか我が輩だってネウロだぞ。」
(…)
とりあえず喋りかけてみるが返答がない
「聞いているのか?さては貴様口を開かないつもりだな?ならば我が輩の魔界777ツ能力を使ってその腐った口を開かせてやろう」
なっ、効かない!!何故だ…謎が解けない。完璧なる謎だ
我が輩に解けない謎なんてないはずだ。トランプが喋るなんてそんな事があるのか!?トランプがキレるなんてこと。
一心不乱に考えてると弥子の姿が視界に入った、どうやら帰ってきたらしい……ふははははは!!いいとこに来たな。
「弥子、貴様この謎が解けるか?」
足で弥子をグリグリ踏みつけながら一応聞いてみたが弥子もトランプは喋らないと答えた。
ならば何故だ、分からない我が輩に解けない謎ならば誰に解けるのだ!何故だ何故だ何故だ!?
うわあぁあぁぁあ、こうなったら弥子で発散してやろう。
この日弥子は酷いとばっちりをくらい次の日ぐったりした様子で吾代に顔を見せたがネウロはというと謎が解けなかったにも関わらずスッキリした様子だったとか・・・
なぞなぞの謎
(ふはははは!!弥子、ついに分かったぞ)
(もういいよ。)