異世界移住

□第三話 お気楽極楽太平楽
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アオアシラとの戦闘が終わった冬夜は、自分の中の知識にあった右手の人差し指と中指を揃えて振るという動作をします。
現れたのはステータスウィンドウ。この世界では誰もが知っているものです。

「わふー!?なんですかこのステータスはー!」

自分のステータスを初めて見た冬夜はそのむちゃくちゃさに驚きました。
ちなみに今のわふーは冬夜が意識して言ったものです。冬夜はこの状況を満喫しているようですね。

「でも強いに越したことはないよねー」

冬夜はアイテムの確認をすることにしました。

「巨青熊の肉に巨青熊の皮に巨青熊の爪か。肉は食ってみたいけど火が無いしなー・・・・・・・・・この際生でも」

そこまで言って冬夜はあることに気付きました。

「あれ?俺、血まみれになってる?いつの間に?」

冬夜の服が血で染まっていました。説明するまでもありませんがアオアシラの血です。

「あーあ、汚れちゃった」

血まみれになっているのにも関わらず、相変わらずの冬夜です。冬夜は「何か便利なものは無いかなー」と装備について確認しながら言いました。

「お、これはいいな」

ウィンドウには冬夜が身につけているマントの説明がありました。

アイテム名 わふーのマント
特殊効果 装備者の装備を初期状態に戻すことができる。

効果を使いますか?
yes/no

名前については特に気にしません。冬夜はyesを選択します。
すると、血まみれだった服が一瞬で新品のようになったではありませんか!

「さーてと、とりあえずこの森から出るとしますか」

冬夜は歩き始める。広い広い、森の中を。

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