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□six 挨拶編 まだまだ続くよ!
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まだ歓迎会です



「なあ華ってどうして記憶ないんだ?」

「ばっかロイ!そんn『大丈夫だよリンク。』そ、そうか。」

「じゃあ話してくれるかい?」

『うん。』

歓迎会を楽しんでいたら剣士組達に記憶が無くなった話をすることになりました。

『あれは私が十四歳の時    ...』


私の一番最初の記憶は真っ黒の闇で...しばらく黒い闇をさまよっていた。

さまよいながらも闇の中を歩き続けていたら遠くの方に光が見えてきた。

その光に向かって歩いていたら目が覚めた。

目の前には心配そう私の顔を覗き込む女性と男性がいた。
その奥には真っ白な天井。

二人の男女は私と目が合うと泣きそうになりながらも微笑んでくれた。

でもその微笑みも私の一言で消えてなくなった。

『誰    ?』

って。

あとからその二人の男女は私の両親だと知った。

私はその二人から交通事故に巻き込まれて記憶喪失になったって聞いた。


私が退院して家に戻ると待っていたのは温かい両親の微笑みじゃなくて冷たく、家畜を見るような目だった。

私には本当は兄がいて、もともと兄の方が出来が良かったから両親は兄ばかり見るようになっていつの間にか家に私の居場所がなくなっていた。

それのせいで学校に行ってもつまんなくて友達だってできなかった。

記憶のなくなる前の友達も記憶喪失になった私を面倒臭がって裏切った。


学校にも家にも立場がなくなった私は学校には嫌々行ったけど家に帰ったらどこにも行かなくなった。


それで家でやっていたのがゲーム。
そのなかでも一番のお気に入りはここの世界がゲームになってる大乱闘スマッシュブラザーズ。


それでここに来た。

『って感じかな。ってエッ!?』

話終えてみんなを見ると目を潤ませて鼻を啜っていた。

しかも人数が増えてる。

『ちょっなんで泣いてんの!?』

「いやっだって.....家族にも友達からも必要とされないってすごい悲しい想いをしてきたんだなーって思って.....」

『そう、かな....?でも私は全然悲しくないよ。前はいやだったけど。』

「えっ?なんで.....?」

『だって....そのおかげでみんなと会えたんだし......っ』

「華っ.....!」

『あーもう!恥ずかしいこと言わせないでよ!』

「"だってそのおかげでみんなと会えたんだしっ"だーって!
もー、華ちゃん可愛いVv」

私の真似をしたマスターにぎゅーっと抱き締められる。

「やめろ。ばか右手。」

抱き締めたマスターだったがクレイジーの手によって引き剥がされた。

「あ〜〜ん華ちゃ〜ん!」

クレイジーは引き剥がしたマスターをずるずる引っ張って行った。

「マスターズッリィ!俺も俺も!」

『きゃっロイ!』

「ロイ。僕の華によく抱きついたね....?」

ロイが私に抱きつくとマルスが後ろに黒いオーラを出してロイを脅した。

「すっすいません!」

マルスに脅されたロイはすぐに手を離した。

「全くロイは....華は僕のものなのに。」

『あ、あの〜マルスさん?いつから私はあなたのものに?』

「そんなの出会ったときからに決まってるじゃないか。」

『えぇー....。』

「ふふ、僕の愛しい愛しい華....ってアイクなにするんだい!?」

「見たままだ。」

『アイク...ここ高い!』

えーと説明すると、マルスにロイから奪われて抱き締められ、私の顔をマルスが上に向けたところでアイクに奪われて肩に担がれました。

「我慢しろ。」

「アイクアイク。」

「何だ......肉!」

リンクがこおばしく焼けたステーキ肉を持ってアイクに話しかけるとアイクはすぐに肉に反応した。

「くれ。」

「いいけど、条件がある。」

リンクが条件を出した。

「絶対に守る。だから肉を寄越せ。」

アイクが絶対に条件を守ると言った。その間アイクの目は肉に行っていた。

「言ったな?じゃあ華を離して俺に渡せ。」

「なっ.....!」

「絶対に守るって言ったのは誰だ?」

リンクはいじわる〜な顔をしてアイクに詰め寄る。

「うっ........わかった。」

アイクの肩から下ろされリンクに渡される。

『ねえなんか私人として扱われてない気がするんだけど!』

「気のせいだよ華~!」

今度はリンクにぎゅーっと抱き締められる。

「リンクさんリンクさん。」

「んー、なんだよピット。」

「今度一回食事当番代わってあげます。」

「!まじかっ!?」

「ええ、でも.....華さんを渡してくれたらです。」

ピットがリンクに近寄ってきてさっきのリンクのようないじわる〜な顔をする。

「えっ......う〜ん.....。当番華当番華当番.....。わかった。はい。」

「わーい!ありがとうございます!」

『食事当番に負けたっ!』

さっきのようにリンクからピットへ手渡される。

「えへへ!華さんだー♪」

またまたぎゅーっと抱き締められる。

ああ、ピット可愛い。

そんな感じで色んな人に回されてその度に抱き締められてるといつの間にか結構良い時間になっていた。

その時に挨拶もしておいたのでもう全員と挨拶した。

「もう10時だね。おーい、子供達はもう部屋に戻ってー!」

マスターが時間を確認し子供達にそう言うが普通そんなに素直に聞いたりしない。

「えーやだやだ!まだケーキ食べるぅ!」
「食べる食べる!」
「カービィは子供じゃないだろ!」

駄々をこねる子供達にカービィが混ざるが人間の姿なので違和感ありまくりだ。

さて、どうでるんだ?

「どうしよ〜。子供達全然帰りそうにないね。」

『普通そんなに素直に聞かないよマスター。』

「ちょっと俺に任せて。
おーい子供達!今だったら一番最初に部屋に戻れた子にケーキあげるぞー!」

リンクが子供達に聞こえるように大きい声で話す。

それを聞いた子供達はすぐに部屋に戻っていった。

「さっすがリンク!子供達の扱いは完璧だね!」

『すごいすごい。』

「(華にすごいって言われた!)
まあそれほどでもないよ。」

なんで嬉しそうにしてるんだろリンク。

「じゃあそろそろ始めますか!」

『えっ何何??』

フォックス達がそう言うけど何が始まると言うんだ?

「あー華は知らないよな。」

「これからは大人の時間!」

『へっ?大人?』

私17だけど。

「大丈夫大丈夫!お酒飲むだけだから!」

『お酒!?』

皆はクレイジーとマスターが持ってきたお酒の入った瓶を持っている。

「ではみんな、華ちゃんの仲間入りを祝してーーー
「乾ぱーい!」

そうして宴会が始まりました。


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