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□seven 日常編 オゥマイガー!
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こんにちわ、いやおはようございます華です。

昨日は私の歓迎会を開いてもらってそれからの記憶が全っ然ありません。


今は喉が乾いたので食堂に向かっているところです。










『......................はあぁぁあぁ!?』

食堂に来てみてビックリ。

床一面に散らばったお酒の瓶やごみ、ごみ、ごみ。

それに散らかしたであろう人たち。


まあ人がいるところじゃないよね。


『しかたない。』

私のために開いてもらったんだからちょっとくらい働いてあげてもいいかな。

ほとんどみんなが楽しむためだった気もするけど。


まずは瓶を集めよう。

みんなが雑魚寝をしているから踏まないように歩いていく。



瓶だけでも結構な面積を使っていたようで全て集めるとかなりスッキリとした。

でも食堂は広い。ものすごく広い。


ゴミをホウキで集めていると何人かが起き出した。

「んむ......おぅ華おはよ......!?」

一番最初に起きたのはロイでおはようと言いかけたところで顔を真っ赤にして思いっきり顔を逸らされた。

『えっなんかした?!』

軽くショックですよ!?

「い、いやおーぼえてないのか....?」

『なにを?』

ホウキを置きロイの前に立って話す。

「い、いや別にいいんだ.....覚えてないなら.....。」

『えっちょ教えてよー!』

ロイの肩をつかみ前後に揺らす。

「がぁ華っ!あ..たま痛い...!」

『あ!ごめん!二日酔い?』

「うん、多分...。」

『ちょっと水持ってくる。』

「サンキュー。」

食堂の厨房に行き冷蔵庫を開けると冷たい風が頬を掠める。

.............?

なんだろう。なんか前にも似たようなことがあった気が....。

『もー    はお酒弱いくせに飲むんだからー!』

「えへへ〜   水頂戴。」

『はいはい。ほら、    も。』

「ああ、すまないな。   」

『いいっていいって、もう慣れっこだから。幼馴染みでしょ?私たち。』






「・・・     、華。」

『........は、』

「どうした?ぼーっとして。」

ロイの声で気がついた。

『ううん、なんでもない。』

「そうか?だったらいいけど....。
あっ水貰ってくな。」

結構ぼーっとしていたみたいでロイが後ろに来ていたのにも気付かなかった。

さっきの、なに?

少なくとも私は覚えていない。

じゃあ事故に会う前?

多分それはないだろう。

まず私には幼馴染みと言うものがいない。

覚えていないだけで忘れてしまっているのかもしれないが。

でも幼馴染みでお酒....?

しかし、さっきのあの話では私の名前が出ていない。

ほかの人の名前の部分も出ていなかったけど。

じゃあ私の記憶じゃないの?


もうよくわからない。


とりあえず掃除の続きでもしよう。


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