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□eight 日常編 武器選び
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「ここだ。」


華がクレイジーに連れてこられたのはファイターの武器やアイテムなどをしまっている武器倉庫。

しばらく掃除をしていなかったようで少し埃っぽい。


しばらく華が倉庫内を見ているとクレイジーが口を開いた。


「お前は前に戦ったときに素手だったらしいな。」

『えぇ。マスターが忘れてたんですよー!』

「......そうか。」


クレイジーは少し無愛想に答えたが、実は頭のなかではものすごく、キュンッキュンしていた。


『で?素手だったからなんなの??』

「...っ、ああ。素手のままだと危険だからな。
お前に武器を選んでもらおうと思ってな。」

『武器!?』


華は驚きの声をあげた。
クレイジーはそこまで驚くことかと思った。


「そこまで驚くことか?」

『あんたナレーションどうり話したでしょ。』

「ナレーションとか裏事情を言うな。
で武器だが好きなのを選べ。俺は管理室に戻る。」


言うだけ言ってクレイジーは管理室に戻った。


『選ぶって......この中からぁ〜〜?!』


そう、ここは武器を保存しておく倉庫。


大量の武器がおいてあるのだ。


『はぁ、しゃーない。』


華は渋々ながらも武器をあさり始めた。



〜一時間後〜


『なーんかいまいちピンと来ない...。』


華は一時間も武器を選別していたが気に入る武器が見つからなかった。



『.........................?』



華は一瞬違和感を感じた。

その違和感は頭のなかに響いてくる声のような音のようなものからだった。


『(サササ....ササ..サイ..)? こっちから?』


頭に直接響いてくるようなのに違う場所から響いてくるようにも感じた華は音の響いてきたように感じた方向へ向かった。








『ここらへんからだと思うんだけど.........。』


音の発信源を探しに華が向かうとそこには扉が1つあった。



華が扉を開け中に入ると今までの倉庫とはちがいまったく埃がなかった。

まるで...毎日誰かのために誰かが綺麗にしていたように...。



『なに......これ...........?』


華が見つけたのはとても大切そうに展示された一本の剣だった。


剣の持ち手は虹色で所々パールがかかっている。

刃の部分はダイアモンドなのだろうか?
光を反射し神秘的な輝きをしている。


『綺麗ー......。』


華はなんとなく剣に触れた。


『っ!』


華が剣に触れた瞬間さきほどより更に大きな違和感を感じた。


『なんか...不思議.......。』


初めてなのにずっと使っていた剣みたい....


華はそう感じた。



『これにしよう...。』



しかしこんなに大事そうに展示されていたから勝手に使ってはいけないかもしれない。

『クレイジーに聞きにいこう。』


華は剣をそばにおいてあった鞘におさめ、武器倉庫を出た。




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