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□nine 乱闘編 えっもう!?
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《さあ始まりました久しぶりの大乱闘!!今回は新しいファイターも交えての乱闘だー!》

《司会進行は破壊神の俺、クレイジーと創造神マスターがつとめる。》



ワアァァァァ


『わあもう三日経ったんだー!あっという間だったね。』


大乱闘当日、マスターが観客を盛り上げているとき、今日の主役であるファイターたちは控え室に備え付けのモニターで観客席の様子を見ていた。


『それにしてもすっごい人ー。よくこんなに集まったね。』


大乱闘が初めての華は観客の多さに驚いていた。


マスターソードの手入れをしていたリンクが華に言葉を返す。


「そうか?普通だろ。」

『普通って...。』


二人がはなしているところにピーチとゼルダが近づく。


「そうですわよ華!」

「皆さん久しぶりの大乱闘が楽しみなのですわ。
それより!」


ゼルダが華に顔を近づける。


『へっなに?』


もう慣れっこな華は普通に返事する。


「今日の大乱闘、二人一組でのトーナメント戦。」

「本人の希望で一緒に闘う相手を選べますの!」

『えっもうすぐなのに?』

「ええ、だってチームはこれから組みますもの!」


初耳な情報に華は戸惑うが姫たちはおかまいなく話し続ける。


「そ れ で!華は誰と組みたいの?!」


ゼルダが華に問い詰める。


『ええー?誰とかあんまり無いなー。』


問い詰められても華は普通に答えた。

まあこの答えが的確だろう。

なにせ華は一度しか乱闘をしたことがないから。

この三日間はひたすら一人でトレーニングをしていたのだ。


「では、裏を返せば誰となってもいいってことですわね!?」

『えっそんなこと言ってな....』


華が言い終わる前にピーチとゼルダは走り去っていった。


『なんだったんだ.......。』

「(誰とでもいいのか...。)」


華が二人の走っていった方向を呆然としながら見つめている後ろでリンクは違うことを考えていた。


「(あの二人のどっちでも華は安全だろうけど相手のペアが...)」


リンクの頬に冷や汗が流れた。


するとマイクを通してマスターの声が聞こえてきた。

《なお、今回の大乱闘のルールはステージはランダム、ストックはは三つだー!
ではこれから闘うペアとチームを発表するよー!
まず1つ目のチームは...

ロイ&マルス−アイク&リンクだー!》


ワアァァァァ


《ファイヤーエンブレムの王子ペアと剣士ペアだね。》

《これはロイが危険だな。》



「うっ....マルスとかー...」

「僕がなにするって言うんだろうね。」

「アイクよろしくな!」

「ああ。勝ったら肉をたらふく食う。」


華の背後で先程までいなかったはずの三人がしゃべっていた。 


『わっ!?三人ともいたのか!』


華がおどろいて聞くと、

「全員いるぜ?」

とロイが答えた。

それを聞いた華が部屋を見渡すと確かにファイター全員が揃っていた。


『い、いつからいたんだ。##NANE1##ちょっとどきどきしてる。』


華が胸を押さえて話しているとまたマスターの声が聞こえてきた。


《では次のチームは...

ピーチ&ゼルダ−マリオ&ルイージだー!》


ワアァァァァ


《姫ペアは強そうだね。》

《マリオとルイージは本気では闘えないだろうな。》



「まあよろしいですわ。」

「ええ、華となれなかったのは残念ですけれどピーチなら安心ですわ。」

「ひひ、姫と闘うのか...」

「兄さんしっかり!」


恐怖で震えるマリオの背中をルイージが擦る。

兄弟愛ですね。


《でわ三つ目のチーム!

華&トゥーンリンク−ポケモントレーナー&ピットだー!》


ワアァァァァ


《おっとここで新人の華の登場!》

《期待大だ。》



『トゥーンとか。』

「わーい!華お姉ちゃんとー!」


トゥーンが華に抱きつくと華もよろしくといって抱き締めた。


その二人の仲の良さそうな光景を見たファイターたちは...


「(う、羨ましい...華とギューするなんて。引き剥がしたい。でも乱闘直前の攻撃は禁止...!)」


みな同じことを思っていた(笑)



《でわ次のチームは...
めんどくさいからモニター見て!》


マスターがそういうと丸く円形になった観客席の真ん中にある巨大モニターにペアと対戦ペアが映し出された。


《おまえ本当に神か?》

《神様でも面倒なこともあるんだ!》


『マスター......。』

「ばかだな。」


リンクの痛恨の一撃。

(ここにいないけど)マスターに10のダメージ。



《ではではチームの発表も終わりましたので、一組目のファイターたちの登場だー!》


「おっ出番か。」

「肉。」

「いくよ、ロイ。僕の足を引っ張らないようにね。」

「はぁ.....「返事は?」はい。」


出番のリンク、アイク、マルス、ロイが立ち上がる。

ロイは一人沈んでいる。


そんなロイを華が、

『ロイ!頑張ってね!』

と応援した。


「おうっ!」

単純なロイは華の応援で一気に元気になった。





《準備OK?
じゃカウントダウン!


3...



2...



1...


lady...  fight!!! 



.
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