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□eleven 波乱編 まじでぇ....
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「ッ!? おい、どうした.....?」

普段のんびり起きるマスターが今日は急にガバッと起き上がりクレイジーは何事かとマスターに声を掛ける。
しかしマスターは震える手で頭を押さえたまま答えない。
クレイジーはさすがにマスターのこの状態はおかしいと思い、手と同じように震える肩を揺すり声を掛け続ける。

「おいっ!なにが....あった....?!」

「.....クル..........アイツ....ガ.......ッ!!!」

「あいつ...................っ!!!?」

あいつと聞き、クレイジーはある一人の人物を思いだし息を飲む。
来るとあいつだけを繰り返すマスターの目は焦点が合っていなく完全に今のマスターがおかしいことを表している。

「アイツガ................華が危ないッ!!!!!!!」

「華...だと.....!?

あっおい!!!!」

華が危ないと叫ぶとマスターは急いで部屋から出ていった。

















そのころ華は

「10」

「11」

「12」

「1」

「2」

「3」

「4」

『5』

「6」

「な...「ロイダウト!!」だー!!!なんで俺の時ばっかり当てるんだよ!!!!」

剣士組のロイとマルスとリンクとピットと、フシギソウとピカチュウとでトランプのダウトを楽しんでいた。

「じゃあボクからですね、7」

「8」

「9....

「マルスダウト!!」ん?」

「なんでもありません。」

『マルスダウト!』

「あちゃーバレちゃったか。」

「なんで華は良くて俺はダメなんだよ!!」

ロイのターンばかりでマルスがダウトを見破るのでさっきからロイはずっと怒ってばかりだ。
そのくせ自分のときには見破らせないからマルスは卑怯である。

「次は小生だな。
九つ」

『じゅ....
「華逃げろー!!!!!!」えっ?』

華がトランプを出そうとして、マスターの焦ったような狂ったような悲痛な叫び声でその手は止まる。
その場にいた全員がただ事じゃなく、華の身が危ないことを察し華を取り囲む。
華は突然のことにただただ動揺している。


ドガァッ

すると館の壁が壊されて凄まじい轟音が響いた。
壊された壁のところは煙が立っていて見えない。

叫んだマスターとマスターを追いかけてきたクレイジーと、壁を壊した犯人の姿が見えたのはほぼ同時だった。




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