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□twelve 波乱編 戻ってる!
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「さぁ.....どうする....?
大人しく僕に力を吸いとられるか....それとも仲間が駆けつけるのを待って僕に痛め付けられるか.....好きな方を選んで....?」

タブーに前髪を捕まれたまま華の姿のメテイはタブーを睨み付ける。
その目は段々と緑と黄のオッドアイへ変わって行き、髪も銀へ変わって行く。
その姿は華から持続の神、メテイの姿になって行く。

「フフフ......戻ってる戻ってる...。記憶と一緒に元の姿に戻ってきてる。これなら華の身体を傷つけなくて済むよ。」

いやー僕関係無い人を巻き込みたくなかったからホッとしたよ。
そう言うタブーにメテイはケッと話す。

『巻き込みたくなかった?ハハ。
戯れ言をぬかすな。貴様は私があのままの姿でも迷うことなく傷つけ、力を奪ったことだろう。
相変わらず....演技が下手な奴だ...。』

「ククク...アハハハハハハハハッ!!!!!!

良いねぇ................でも...気の強い女性は...好きじゃないなぁ。」

『グッ... ...げほっ...!』

メテイに挑発され狂った笑いを溢したタブーは未だ自身を睨んだままのメテイの鳩尾へ己の拳を射し込んだ。
鳩尾を突かれメテイは咳き込む。
そしてそんなメテイをタブーは見下した。

「はぁ...せっかく僕が傷つけないって言ってあげたのに君があんなことを言うから...。
君は自業自得という言葉は知っているかい?」

苦しげに咳き込み答えられないメテイにタブーは一人語り続ける。

「第一君があの時僕から逃げ出すからこういうことになったんだよ?
逃げ出さなかったら本当は死んでいたはずの華...だったっけ?の身体を使うことも、多くなった仲間のことを思って哀しまなくて済んだのにね。」

『貴様は... ...』

何かを言おうとメテイが口を開いたとき、タブーの様子が変わった。

「!」

捕まれていた前髪も放されメテイの首はガクリと下を向いた。
しかしタブーの様子が明らかに変わったのでメテイは慌てて顔を上げた。

「そんな...ここがバレるなんて...いくらなんでも速すぎる...!!」

「残念だったな」

『!』

タブーが焦ったように辺りを見回したと同時に扉が勢いよく開かれる音と共に聞き慣れた声が聞こえてメテイは反射的に声が聞こえた方に顔を向けた。








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