main tain

□thrteen 波乱編 力を貸して
2ページ/3ページ




鈍い音はメテイがタブーに殴り掛かった音だ。
しかしタブーは軽々とその手を受け止めメテイの手を下ろした。

「メテイどうしたんだい...?力...弱くなった?」

『チッ...マスター、アレはあるか!』

「えっ、あ!もちろん!!」

メテイにアレと言われたマスターはごそごそといつもの白衣を漁ると剣を取り出した。

「メテイ受け取って!」

放り投げられた剣を受け取ったメテイは鞘から剣を取り出すとうっとりと目を細めた。

『"ソードオブプリンセス"...久しぶりだな...私にまた力を貸してくれるか...?』

言葉に反応する様に剣が輝くとメテイはニヤリと笑った。
その表情は恐ろしくも妖しく儚い表情だった。
ファイター達がその顔に動くこともできずに釘付けになっているとタブーが壊れた玩具の様に手を叩くと高く笑う。

「アッハハハハ!いいよ、殺ろっか...」

タブーが手をあげパチンと指を鳴らすとその部屋からタブーとメテイの姿が消えた。







to be continue.
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ