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□fourteen 波乱編 許さない
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「さあ...二人っきりになったよ」

『! みんなは...』

みんなを消したのかとメテイがまわりを見渡すと乱闘の終点と同じような造りのステージに自分とタブーの二人だけが立っていることに気付いた。
そしてステージから少し離れたところに隙間から僅かな光を溢す扉を見つけた。

「イヤだなぁ、マスター君達が消えたんじゃなくて僕達が彼らの前から消えたんだよ」

「消えたって言うより移動した感じだけどネ」そう言うタブーはステージの端に立っていてあの扉からの光しか他に光源が無いためか表情がはっきりと見えない。
しかし、響いてくる声だけは楽しげでこれからの闘いを楽しみにしている様にメテイにはとれた。

「僕ね...楽しみだったんだァ...」

タブーはそう言っている間にいつの間にか浮上していてメテイが気付いたときには自身の身長よりも高く、見上げる形になる程の高さにまでタブーの体は上昇していた。
突然タブーの体が光輝き彼の顔がよく見えるようになった。

「また君と闘える日をね!!!!」

瞬間、タブーの背中から虹色に輝く羽の様なものが現れタブーの口から耳を裂くような声...音が響きメテイは耳を押さえる。





「さあ...ゲームの始まりだ...」





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