ごちゃまぜ編

□これを恋と呼ぶのだろうか
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私、笠原郁は同期の子の頼みもあり、

堂上教官の笑顔を撮るという

ミッションを受けた。


手塚の時同様、抜かりなく張り付いてチャンスを伺っているが

なかなか笑わない教官。

そんなんだから、幸せが逃げていくんだと助言でもしてやろうか。

「かさはらさーん、何やってるの?」

うげっ

「うげって、失礼だな。」

笑いながら冗談めかして言う小牧教官

実はと打ち明けてみた。

「へー、堂上の笑顔ね。そんなの笠原さんが一番わかってるんじゃないの?」

意味深な言葉を残し去っていった小牧教官。

馬鹿な私が小牧教官の言葉の意味を理解しようなんて、豚が飛ぶくらい不可能だ。

猫は背中から落ちないだったら、何度も繰り返せば1度くらいは背中から落ちてくれるだろうが・・・。

ハァ

手「どうした?」

私の大きなため息を聞いて声を掛けてくれるのはいい。

でもな

郁「なんであんたらはそんな仏頂面なのよ!ニコリともできないのっ」

もういい

と言い新しい計画を立てることにした。

八つ当たりもいいとこだってことはわかっているが、こうしないと今の私の気がおさまらなかった。
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