□芸術観
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「もし死ぬなら爆死がいいわ」


ふと、マツリはそんなことを言った。
オレの膝の上に乗ったまま。


「なんだよそれ。唐突だな、うん」
「だってデイダラは“一瞬の美”こそ芸術だと考えているのでしょう? なら、一瞬で死にたいわ。デイダラの中でずっと、最も美しい芸術であり続けるために」


自分で綺麗だとか美しいだとか言ってしまう辺り、本当にマツリらしい。
まあ、そういうところに惚れたんだけど。
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