BLEACH Novel

□ジンクス
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今日は休日。
久しぶりに体を休めることが出来る、なんとも素晴らしい日だ。


一「虚退治も、石田が行ってくれるし…今日はゆっくりするか」


晴天を窓からぼんやり眺める。


『くーろさーきさーん!!』


……嫌ーな予感。
窓を少し開け、下を見てみる。


『黒崎!遊ぼうよー!』


一「帰れ」

窓を閉め、カーテンも閉じる。
アイツに関わると余計なことになる。


『何で閉めんだよ!』

一「おわっ!何勝手に部屋入ってんだよ!」


ドアを勢いよく開け、入ってきた日向。
この短時間でどうやって入ってきたんだ、コイツは!


『こーんないい日に綴じ込もってちゃいけないよ!
もっとでんじゃらすに生きようさ!』

一「用は何だ」

非常にイライラしてる俺。
コイツのノリにはついていけん。


『遊ぼってば。そうだなー、ジンクスとか』

一「ジンクス?」

『知らないの?占いみたいなもんだ。例えば、黒猫が横切ったら不幸になる、とか!』


あ、なるほど。
それなら聞いたことがある。


夜「一護、ちょっとよいかの?」

何処からか夜一さんが現れた。
そして俺と日向の前を横切った。



「『あっ』」


夜「なんじゃ、二人そろって。井上は来ておらぬか…」


黒猫(夜一)が横切ったら不幸になる



夜「むっ…!一護、顔にハエが止まっておるぞ!ニャッ!」


((バリッ


一「いってぇぇええっ!!!」

引っ掻きやがった!


夜「逃がしてしまった…」

引っ掻いたあげく、逃がしやがったーっ!


『ジンクスって…あるんだな』



一「偶々だろ、偶々!」




その後、幾つかのジンクスにどっぷりハマった一護と柊でした。




終わり



(勝手に終わらせやがった!)

(あ、一護!こんなジンクスあるんだけど…)

(ジンクスなんて大嫌いだぁぁ!!)
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