曲小説
□花想〜君が残してくれたもの〜
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「は……?」
意味が分からない。
自分で殺したなら、まだ分かる。
なんで?
「実は、殺害予告が来たんです。」
「!?」
「しかも、相手はもう分かってるんです。」
なんで?
「もう、時期に捕まるとは、思いますが、相手は、貴方も殺すって。私の関係ある奴は殺すってかいてあったんです。」
なんで?
「ならば、私だけでいいじゃないかと思ったんです。」
なんでだよ。
「相手は、賢い方だと、思ったので返事を書きました。殺すのは、一人、私で十分と。そしたら、相手の方はわかってくれました。」
なんで!!
我慢の限界がきた。
「そして、私は」
「なんでだよ!!!なんで、そんなこと言わなかった!!どうして、頼らなかった!!なんで…」
「聞いてください!!」
彼女は、大きな声で言った。
「貴方には、生きてほしかったんです。貴方が唯一信じ会える人なんです。」
彼女の姿が、見えなくなっていく。
「もう、私には時間がありません。」
「待てよ。会えたのに……。やっと、会えたのに……。」
「いいですか。必ず手紙を見てくださいよ。そこには、貴方に伝えるべき事がのってます。」
雪那が遠ざかっていく。
「雪那!」
「私の願い、聞いてくれますよね?」
君が言ったその言葉は、悲しさと嬉しさがあった、
「あぁ。わかった。」
「では、ま…た……会い…………しょうね?」
「あぁ、また。」
「………………。」
最後は、声が聞けなかった。