NOVELの扉

□今日ぐらい…
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皆さん、こんにちは!
今回の語り手を勤めさせていただきます、山崎です。


何故僕なのかって?
実は僕も分かんないんです…


まぁ、それはさておき…早速始めていきましょう!


僕は今、もの凄いものを見ています。
それは……


「ふざけんなっての!空に抱き付いていいのは俺だけなの!」


「何言ってんでィ、旦那ァ。空は俺の嫁ですぜ?抱き付くのは当たり前だろーが」


そう、沖田隊長と万事屋が空さんの取り合いをしています!


僕、全くの無関係でしょ?


今、万事屋にお邪魔しています。
何故かと言うと、沖田隊長曰く空さんを拐いたいからだとか…

僕は無理矢理連れて来られただけなんです。


新八君の入れてくれたお茶を啜りながらこの光景を見るのも楽しいもんだ。



『ま、まぁまぁ落ち着いて…』


二人に挟まれ、身動きが取れない状態の空さん。

彼女の細い両腕に沖田隊長と万事屋の腕が絡まっており、引っ張りだこ。



「てめぇら…そろそろ見回りの時間じゃねぇのか?お巡りさんはお巡りさんらしく町内見回ってこいや!」



「あァ…それなら問題ありやせん。土方さんと近藤さんが見回ってるんで」



『沖田君!二人だけに任せちゃダメだよ!』


沖田隊長を見上げるほどの身長で、沖田隊長に説教をしている。


ダメだ…面白すぎるよww



「なら空も見回りに付いて来なせェ」


「ダメダメダメダメ!痴漢にあったらどうすんだよ!」



「俺が付いてるんで、大丈夫でさァ」


「いや、お前が痴漢しそうなんだよ!だから行かせねぇ!」



万事屋必死だなぁ…。
それに負けじと食らい付く沖田隊長も凄いよ。



『じ、じゃあ…銀さんも見回りに行くっていうのはどうかな…?』



「それなら文句ねぇ。さすが空、結婚しよう」



「俺ァ納得いきやせん。旦那は自分の仕事をしてなせェ。あと、結婚すんのは俺だ」



『沖田君、いいじゃない。大勢で行くほうが楽しいよ?』


出た!
空さん、飛びっきりの笑顔!

沖田隊長、この笑顔に勝ったことないんですよ!


故に、僕らは【GOD・SMILE】って呼んでます。



「アンタがそういうなら仕方ねぇ…。おいザキ、行くぞ」


「はーい」


さて…どうなってくるかな?
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