ジェットコースターは急降下。
□赤髪六弦×おかっぱ唄
1ページ/10ページ
「ナカちゃ、っあ、やめ、て」
わずかに残った理性が消えきらないようで、竜太朗は、なんとか逃げようとする。
快楽からか、俺からか、わからないけれど。
「…っふ…あ…」
竜太朗が腕で、自分の目元を隠してしまう。
生理的なものとは別に、涙が出てきたみたい。
「や…やめ、おねが、い、ナカちゃ…」
俺が指でかき回すと、ぶちゅぶちゅと水音と愛液が漏れて、いやらしかった。
明かりは全てつけているので、竜太朗の痴態もよく見える。
今朝、掃除機かけたんだけどね。
ここまで、竜太朗に欲情するなんて、思ってもみなかったから。
触りたい相手が、目の前に転がっていたら。
少しだけ悪戯するだけのつもりだったのに。
止められなかった。
竜太朗は格好良くて、美しい。