EXO DREAM
□甘い甘い
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今日はレイの誕生日
普段全然しない料理を頑張って作る
何回も練習したから大丈夫!
……なはず(笑)
ケーキも手作りしてみる
慣れない手つきでフルーツを切ってたら
ガチャ
「ただいま〜」
今夜の主人公が帰ってきた
「おかえり〜!!」
ってすぐにでも抱きつきたかったけど
包丁もってたから
我慢我慢
「名無しさんケーキ作ってくれてるのー?」
ってキッチンに来て
後ろから顔をのぞかせるレイ
「楽しみに待っててねー^^」
って言ったら
「うん」
って返事をしてから
少し静かになったから
ソファーに座って待ってるのかななんて考えてた瞬間
ギュッ
「わっ!!!」
レイにいきなり後ろから抱きしめられてビックリしてしまった
「ふふふー^^」
ニコニコしながらぎゅーって抱きしめてくるレイに
心臓が高鳴りすぎてやばい
顔がほてる…
ケーキのデコレーションに集中できない!!
「レーイっ!!
は、は、恥ずかしいから……
ダ、ダメ!!!//////」
「んーー……
名無しさん、イチゴちょーだい?」
「イチゴ??はい」
イチゴをひとつ取ってあたしの肩に顔を乗せてるレイの口に運ぶ
パクっ
「んー^^甘くて美味しいね!」
レイの声がよけいに耳元で響いて
また心臓がうるさい
なんとかケーキを作り終えて
「出来上がりー!!」
なんだかホッとした
レイが料理を美味しそうに食べてくれて
ケーキにロウソクを立てて火をつけてから
部屋の電気を消す
ハッピバースデー♪
お誕生日の歌を歌って
レイがロウソクをふーっと
吹き消した
火が消えて部屋が真っ暗になって
電気をつけようと立とうとした瞬間
ちゅっ
軽くほっぺに触れた柔らかい感触
そしてレイの腕の中におさまった
「名無しさん、今日は素敵な誕生日をありがとう」
「レイ、お誕生日おめでとう
ケーキ、食べよっか」
「ケーキは後から」
「え??」
「今は名無しさんとこうしてたい、普段なかなかできないでしょ?」
久しぶりにレイと過ごした時間は
ケーキのイチゴよりも
何倍も何倍も
甘かった
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