EXO DREAM

□お酒の力
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チャニョル…


最近ほんとに忙しくて会えない




今日はやっと会えるのにまだ帰ってこない






仕事が忙しいのは分かってるのに……






寂しさを紛らわすためにお酒でも飲むか!!





****




チ「名無しさん〜?」





朦朧とした意識の中で


聞き覚えのある

大好きな




低い声








飲みすぎてそのままベッドに入っていたわたしに話しかけてる






「名無しさん〜
帰ったよ〜
もう寝ちゃったのー??」








「んーーー……」






チャニョルの声に応えたいけど

なかなか起きられない






しばらくして静かだな
と思っていると








”バフっっ!!!”









「わあっ!!!!」





チャニョルがわたしの布団の上にダイブして来た





「お〜も〜い〜」





でかい体に乗っかられて

息苦しいのに







なんだかあったかい








「名無しさんさ、めっちゃ酒飲んだでしょ?」







「……うん」






「普段あんまり飲まないのになんでそんなに飲んだの?」






だって……





チャニョルに会えないから…







なんて素直に言えない




だけど




今日くらい



お酒の力を借りて




言っちゃえ







「名無しさん??どしたの?」






「あのね……最近にょるが忙しいじゃん……」






「うん」






「だからなかなか会えなくて…
寂しかったの!!」







「うん」





チャニョルは優しくうなずきながら聞いてくれて





仕事のこと、ちゃんと理解できてなかった自分に腹が立って







なんだか涙が溢れた








「うぅぅ………」





チャニョルは布団をめくって



隣に寝っころがって








酒焼けして泣きじゃくってる顔なんか見られたくないのに






わたしの顔をみつめて










ギュッと抱きしめてくれた









「俺もさ、名無しさんに会えなくて寂しすぎるんだよ?
………一緒だよ」







「…うん…」





「だからこうやって久しぶりに会えるとほんとに嬉しいし
名無しさんは俺の充電器!!」






チャニョルの胸で泣きながら





その言葉を貰って





わたしは幸せすぎた








「てかさ、名無しさん」






わたしを離してまた





チャニョルのおっきな目で見つめられる







「俺に会えなくて寂しいとか
かわいすぎ、反則」







そしてわたしに降り注ぐのは








優しい笑顔と







甘い甘いキス











唇が離れると

チャニョルが言った









「名無しさん、酒臭い笑」







「もー!
ムードぶち壊し!笑」








ベッドの中で笑い合う2人でした。








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