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□リア充つぶしのトンパ
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「キルア、みてみろ!新しい映画がやってるのだよ!!ドラゴンブォール!!」
「ほんとだ!ドラゴンブォール髪と髪〜生え際の戦い〜今日から公開だったんだな!」
映画館のポスターを見ながらキラキラ目を輝かせてる2人をじっと見る奴がいた。
トンパだ!!
映画館に入ろうとする二人をつけてきたようだ。悪い笑みを浮かべている。
トンパは二人の後ろ辺りに座り騒いで、いい雰囲気をぶっ潰してやろうという考えのようだ。
―劇場内―
「劇場内の撮影・録音は犯罪です」
というアナウンスが流れていよいよ映画が始まった!
わくわくしながらポップコーンをむさぼり喰う二人、まだ始まったばかりなんだが手持ちのポップコーンがとんでもない勢いで減っている。アレで映画の最後まで持つのか!?
「なぁクラピカ」
「なんだキルア」
「後ろのおっさんなんかうるさくないか?」
後ろのおっさんというのはキルアとクラピカの後ろにいる人物のことである。
そのおっさんは辺りにかなりの騒音を撒き散らしており、劇場内の客たちが皆、眉を顰めていた。つまりは公害である。
「…確かに…。それになんだか…ちょんぱという男に似ている」
「それ…トンパなんじゃ…(汗)」
名前すらきちんと憶えられていない。憐れである。
でもそんなことトンパにとってはどうでも良かった。なにより目の前のリア充を潰せればそれでいいのだから。