勝利六人組 夢小説
□サカ´Sキッチン
2ページ/3ページ
トントントン……
カチャカチャ…
ジャーッ!
昌行の手により手際良く料理が作られる。それはまるで一つのショーを見ているかのよう。
「いい匂い!やっぱりまーくんは凄いな。まるでエンターテイナーみたい」
「まあ、この世界長いんで(笑)」
軽くずっこける真似をしつつ料理を次々と完成させていく。
「出来た♪名無しさん、召し上がれ」
オムライス、付け合わせの人参のグラッセ、コーンスープ…彩り豊かで食べるのが勿体ないくらいの料理の数々が並ぶ。
「ふぁ…美味しそう!いただきます」
両手を合わせペコッと挨拶。
もぐもぐもぐ……
「どう?美味いか?」
「すっっごく美味しい!卵フワフワ!ソース濃厚!スープ甘くて最高」
満面の笑みで食べていく名無しさん。
「良かった。喜んでくれて。名無しさんが美味しく食べてくれるのが一番嬉しいよ。」
「まーくん…」
「名無しさんの事を思って作ったんだ。美味いに決まってる」
素直な、昌行なりの愛情表現に赤くなる名無しさん。それは、テレビやコンサートでは見せない二人だけの秘密。
「これからも名無しさんにはとびきりの料理作るから。食べてくれるか?」
「うん。勿論。でも…あまり上手過ぎたら将来私がダメな奥さんになっちゃいそうで心配だよ…」
「……照。名無しさんは俺にとって最高な女だよ。…ずっとな。」
顎を持ち上げ唇にキスを落とすする昌行。
あなたは私の専属シェフ。
END