K 短編
□お誕生日おめでとうっ!
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八田視点
BarHOMRAの扉を開けるといつもと違った風景が目にはいった。
「八田くん、誕生日おめでと〜〜!!」
「・・・はっ?」
最大の笑顔で迎え入れてくれたキラにたいして
アホ面ですっとぼけた声がでてしまった。
そうか、今日俺の誕生日か・・・。
忘れてたな。
「?八田くん、どうしたの。嬉しくないの?」
そうじゃない。すごく嬉しい。けど、
笑えないどころか笑顔ひとつも作れない。あげくの果てに
「こんな事出来るくらい元気なんだな。
尊さんが、死んだってのに・・・。」