K 短編
□おめでとうございます!
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「み〜こ〜と〜さーーーーんっ!!」
勢いよくひとつの部屋のドアを開けた。
その部屋から不機嫌に加菜野を見ている者がいた。
"赤の王"こと周防尊だ。
「うっせぇ」
「尊さん、プレゼントなにがいい?」
周防の不機嫌なのを気にすることなく笑顔で話しかける。
当の周防は訳が分からず首を軽くかしげる。
「っ!? もしかして忘れてたのか、自分の誕生日」
「・・・・。あぁ」
「思い出すの遅っっ!!」
今日一の驚きだよ・・・。
「尊〜、起きとんやったらはよ降りてきぃ」
下から草薙さんの声が聞こえた。