04/11の日記

00:19
イゼさんへ感謝レスB
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イゼさん、再度のお返事ありがとうございました。
お言葉に甘えて遅くなりましたが返信いたします。

イゼさんがアレルヤに関して仰るような複雑な気持ちを抱いてしまうのは、それだけアレルヤという人間が真剣に好きで、けれど彼の罪もきちんと客観的に見つめていらっしゃるからだと思います。
難しいですね…確かに。
だから、どんな結末が、アレルヤにとっても、子供たちにとっても、行き着くべきところであり、救済や鎮魂になるのか、答えは決して簡単には出せないと、イゼさんとお話して、改めて考えました。

はい! 先日触れたのは仰る通り某MSWADのエースのことでございます(^^ゞ もうひとつのサイトも見て下さったそうでありがとうございます。まぁ恋文みたいなものですから、お暇がある時などに覗いてみて下さいませ。…


病院船の方も読んで下さりありがとうございます。
「私なら、親を二度殺すようなことはしない。」という言葉は初稿にはなくて、V話を読み返して考えた末に加筆したものです。その言葉にイゼさんが目を留めて、色々と考えて伝えて下さったことが嬉しかったです。

そうですね。死んだ人を思う心は本当に難しい…。
ニールも、ルイスも、亡くなった家族は決して望んではいないと、わかってはいても、愛する人々を奪ったこの現実に対して何の行動も起こさず、何もできず変えられずに生き続けていく自分が許せなかったのかもしれないと思います。殺した相手が許せなかっただけではなく。

その生き方を、亡くなった親の想いに反している…と、簡単に否定してしまうことは、確かにできませんね。ええ、彼ら自身の想いが、そこにはちゃんと存在するのですよね。


一方ビルキスは、たとえ家族を殺されても、命を救う、守るという行動以外に、二人の兄を奪った世界の現実を変えるための道を見出だすことはできない人間です。これには彼女が医師であることが大きく関わっていると思います。過去に社会の底辺で医療に携わり、救おうとしても救えなかった人々に接してきた体験。同じ病院内にいたのに救えなかった長兄キース。発見と救命処置が早ければ助かったかもしれない次兄アースキン。そういうことが彼女の心の底に積もっている。

医師というのは、自分の感情より、目の前の命を救うことを最優先にしなければならないのだと、以前国境なき医師団の医師の方のインタビューで読んだことがあります。
ビルキスも、医師として自分の精神を訓練し、そのように徹して生きてきたから、どうしてもその見地から他者を見てしまうところがあるのかもしれません。

それは、親を拷問の末殺され、テロという手段で政権を倒すことを選んだ者の心に向き合うこととはまた違うのですよね。…相手の心の底まで降りていくこととは。…

貴重なご意見をありがとうございます。

ビルキスが、それらと向き合える日が来るのかこないのか楽しみに読んで下さるとのこと、とても嬉しいですが、もう少し先まで読んで頂ければおわかりの通り、そこまで行き着くにはかなりの時間がかかりそうです。
必ず宇宙の病院船に話は戻ってきますが、書きたい話や人物があると、どんどんそちらへ行ってしまうので、最初の話はどうなったの??ときっと戸惑われるんじゃないかと思います(だから“妄想”がタイトルから外せないのです)。
無理はなさらなくて良いですが、読んで何か感じて頂けることがあるのなら幸いです。

イゼさんも、ご自分の夢物語であの子供たちの問題に直面しつつあるのですか… 本当にこれは苦しみますね…。アレルヤという人間の根幹に関わる問題でもあるので、助けたいとは思っても、そこを変えることはどうなのか、考えてしまうものがあります。イゼさんがご自分なりの答えを見出だせることをお祈りします。

こちらこそ、またもや長文で失礼しました。
お互いに無理せず、読みたい時に読み、書きたい時に書けば良いと思います。貴重な時間を使って下さってありがとうございました。

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