NARUTO【テンカカ】
□家族
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カカシはテンゾウの部屋に上がって部屋の明かりを点けずに、窓の外を眺めていた。
どれくらいそうしていただろうか。
部屋の時計に目を向けると、もうすぐテンゾウが任務を終えて帰ってくる時間だった。
お互い任務でしばらく顔を合わせていなかった事もあり、早く会いたいという気持ちと、
テンゾウに会って告げようとしている言葉を考えるとテンゾウの帰りが遅くなればいいと思う気持ちもあった。
どちらを望んでいるのか決めかねていても時間が止まる訳もなく、カカシはただテンゾウの帰りを待っていることしか出来なかった。