オリジナル
□支配欲
1ページ/2ページ
指が肌を滑る度にぞくぞくとした感覚に襲われる。
「ねぇ、アトつけてもいい?」
にっこり、と笑う顔が怖い。
「や...っ」
拒絶の言葉を発するよりも早く、顔を埋めて太ももにキスを落とす。
そのまま、ちぅ、と吸われてどんどん赤い花が右の太ももに咲いていった。
「んっ」
その度に漏れる声。
恥ずかしい、と顔を手で隠そうとすると脚から唇を離して、隠そうとしていた手を抑えられてしまう。
「隠さないで?」
「なんで、」
「可愛いから」
硬直したのをそのままに、再び太ももへのキスを再開される。
今度は、左脚。
両脚がア卜だらけになった後、そのまま行為に及んだのは言うまでもない。
ぐったりとして荒い息を落ち着かせていると、満足げに囁かれた。
「これで誰も見せられないね」
お前のも、見せるつもりはないからな。
fin.
→あとがき