夢
□無題
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いつの日だったか。君に愛してると伝えたのは。
君を連想させる、雪の降る寒い冬の日だっけ?
まぁ、もうどうでもいいか。
そんな事。
灯りのない、暗い部屋の中。
微かに聞こえる、息を吐く音。
ベットの上で横たわるアレンと、その上にまたがる俺。
俺の目に映るのは、苦悶の表情を浮かべ苦しむアレン。
「・・・ッ、ぁ"・・・う・・・が・・・ッ!」
「苦しいさ?アレン」
聞くまでもない質問さね。
苦しくて当然、首絞めてんだから。
でも、仕方ねぇよな。
アレンが悪いんさ。
「ら・・・ッび・・・ぃ、ッも、ゃめ・・・で・・・ッッ!」
「嫌さ、これはお仕置きなんだから」
涙を流し、涎が口端から伝うアレンを見下すと、首を絞める両手に力を入れた。
目を見開き、もがくアレン。
スゲェそそられるけど、やめてあげない。
愛してるさ、アレン。
だから、俺だけを見て。アレンも俺と同じぐらいに愛してよ。
ねぇ、こんなにも愛してんだよ?俺。
なのに何でユウを見んの?
何でユウといつも一緒にいんの?
ねぇ、何でなんさ?
俺の事嫌い?俺に飽きた?
だから俺の傍から離れたのか?
俺よりもユウの方が好き?
ねぇ、教えてよ。