新訳銀魂(仮)

□第二話
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メ「青葉メリーだ。よろしく」
銀「えっ・・・」




第二話「願いを叶える」




銀「えっちょっ・・・えぇぇ!?」
先「あ?どうかしか?」
メ「ん?」
銀「あ・・・いや」


転入生がメリーである事に驚いた銀時は思わず立ち上がってしまったが、先生に指摘され再び席に着いた


先「じゃぁ、席は見ての通り坂田の隣だから」
メ「うーっす」


メリーは気怠そうに返事をすると、銀時の左隣の席に着いた
そしてメリーは銀時に改めて挨拶をした


メ「よろしくな」
銀「あ、はい・・。よろしくお願いします・・。」


そうしているうちにホームルームの終わるチャイムが室内に響いた


先「お、ホームルーム終わったな。じゃあ休憩挟んで授業だから、トイレ行っとけよ〜」


先生はそれを伝えると教室を出ていった
銀時はメリーに気になっている事を聞いた


銀「あ、あの・・・・」
メ「ん?んだよ」
銀「あなたもどこか悪いんですか?」


養護学級に来るという事はやはり病気持ちなのであろうと銀時は思っていた
するとメリーは挨拶の時に見せた笑顔と打って変わり気怠そうな感じで答えた


メ「あ〜、いや。俺は病気なんて持ってねぇよ」
銀「・・・え?」
メ「それと敬語いらねぇから。あと、俺の事は呼び捨てでいいからな」
銀「え、えっと・・・じゃあなんで養護学級に来たんだ?」
メ「なんでってお前のために決まってんだろ?」


銀時はメリーの言葉に驚いた
病気持ちでない事もそうだが、自分のために転入してきたというのに一番驚いた


銀「それってどうい」
先「授業始めるぞー」


銀時がメリーに問おうとした時、先生が教室に入ってきて銀時の声はかき消されてしまった


・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜


放課後


メ「おい、暇だろ。付き合えよ」
銀「え?」


メリーは放課後になり、靴を履きかえていた銀時に話し掛けた
あのホームルームの後、なぜか二人は一度も話していない
メリーは銀時があの時聞こうとしていた事について話すため、銀時を誘った


銀「うん、いいけど。何処行くんだ?」
メ「あ?フン、秘密だ」


メリーはフッと笑うと歩き出した
置いて行かれそうになった銀時は急いでメリーの隣で歩き出した
だが歩き出して数分二人は何も話さない
銀時は女の子にどう話し掛けたらいいか分からなかった
そうしていると目的地に着いたのかメリーが立ち止った


メ「ん、ここだ」
銀「え、ここって俺の家じゃん」


二人が来たのは銀時の家だった
銀時はメリーに自分の家の場所を教えた覚えはない


メ「別にいいだろ、行こうぜ」
銀「う、うん・・・」


銀時は疑問を感じながらも玄関の鍵を開け、メリーと中へ入っていった
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