〜短編集〜
□リリック
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今、みつをまってる。
幼なじみで家が近いから高校に入ってもずっと一緒に帰ってる。
そんなことしてるとみんなに「まったくラブラブだねぇーw//」なんて言われるけど、お互い気にしない。
べつに好きじゃないって訳じゃない。てか、むしろ好き。
でも、向こうは女子として私を見てない。
この関係が崩れないならそれもそれでいいやって思ってるけどw
今日はみつが委員会。
「すぐ終わるから」って言うから待ってたのに、もう一時間。
(なんか眠い。。(〃_ _)σ‖)
今、暇潰しにリリック書いてたんだけど、みつみたいにスラスラかけないし。
待ってるからかわかんないけど、なんかみつに対する思いを書いちゃってる自分が嫌だし←
なんかボーッとしてきたや。
ガラガラ
「ごめんっ!待たせたっ!」
「遅い。」
机に突っ伏したまんま返事。
とことん素直じゃないなって思う。
「ごめんってw」
みつ、笑ってるしね。
近づいてきたと思ったら、あれ、止まった。数十秒の沈黙。
……なにしてんだろ。
「ねぇ、もぉ帰ろー」
「お前が起きるのまってるのw」
そう言われてみればそうだ。
ムクッと起きるとみつが鞄を持ってくれてた。
「ここにあったルーズリーフは?」
「ファイルにいれて鞄にいれた」
「あ、ありがとw」
そういいながらはっきりしない目をこすっていたら
「なぁ」 と真面目な声。
「ん?」 と返すと
「あれって俺にたいして?」
「あれって?」
「リリック。」
窓の方向いてるから私の位置からだとみつの表情は確認できない。
「なんで?」
「いや、なんとなく。」
なんなんだ、コイツは。←
ちょっと賭けをしてみよぉかな、なんて思って。
「もしっ!そーだっていったら?」
そう言ってひょこっとみつの前に立った。
すると顔が真っ赤な君がいて。
「そしたら、コクろうかなって。」
きっと今、私も真っ赤w
「赤井はるさんのことが好きですってコクろうかなってw//」
「照れてる……w」
「お前だって顔あかいw」
「そぉーだよ! みつにたいして書きましたー! てか、書きたくないのに書いてたw//」
「それだけ愛されてるってことw?」
「うぬぼれんなっ!w//」
「好きです//」
「知ってるw//」
「付き合ってくれますか?」
「その代わり、アイスおごってw」
「お、おまぇっ!w」
「うそだよっw でも一時間も待たせたじゃんw」
「あ……」
「なんかお願い聞いてよねw」
「条件聞いてから考える。w」
「ん!」
そういって差し出した手。
「そんなのがお願いかよw//」
てをつないで?って意味だけだったのに、手を引っ張られて、、、頬っぺたに優しくキスをくれましたw//
なんだかんだで結局は…
「なんでそんな遅かったの?」
「友達に告白の仕方、相談してた//」
「え……///」
「結果てきに全部アドリブだけどなw」
「意味ないじゃんw//」