〜短編集〜

□雷………
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さっきからはるがめっちゃ静か……

俺が風呂から出てきても一言も話さない。
いつもは話しかけてくれるのに。

俺、すねるぞ←


ソファーに座ってTVに釘付けだし……なんなんだよ。


ちょっとこっちから声かけるのは気にくわないというか、なんか俺がかまってちゃんみたいで嫌だったから、パソコンがおいてある方の机に座って、一瞬はるの方を見た。

そしたら……膝を抱えて……泣いてた……

隆「え!?(汗」

TVはバラエティー、泣く内容じゃない。……とすると原因、俺!?

いや、なにもしてない………思い出せ、思い出せ……

そのとき、遠くでゴロゴロと雷がなった。

そういえば俺が風呂入ってる間、もっと雷近かったじゃんか!なんで気づくの遅いんだ……

俺ははるの隣に座って抱き寄せた。

隆「ごめん、もっと早く気づけばよかった…」

ん、といってくっついてくるはる、可愛すぎてたまんない。

いや、でもここは俺だって大人だ。このままいてやろう……

「怖かった……」

隆「うん」

前から知ってた。はるが雷苦手なの。
ごめんな、気づくの遅くて……

「……でも……もぉ大丈夫だよ?隆弘が来てくれて安心したw」

弱々しく微笑むはる。
あー。俺って駄目だな、そんな顔されるとさ、いじめたくなるw

隆「まったく、はるは子供だなw」

「う、うるさいな!」

ぷくっと膨らましたほほを両手で潰してチュッて軽く唇にキスをして

隆「そーゆーとこも好きなんだけどね」

なんて言うと顔を真っ赤にした君。




なんかさ、俺……

好きすぎてしょうがないみたいw


俺以外の前では、そういう顔見せちゃだめだから。






雷の日

私は怖い。

でも彼にとってはちょっとだけ楽しみな日w
 

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