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□ハンジさんの薬
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此処はハンジのいる研究室…。
ハンジはある薬を作るために、風呂にも入らず、5日も研究室に籠もっているのです。

「チッ…何で俺があのクソメガネに書類を届けなくちゃならねぇんだ…」

リヴァイはエルヴィンに頼まれた書類を届ける為に、ハンジのいる研究室の前まで来ていた。

「おい、入るぞクソメガネ。」

リヴァイが研究室に入ると、悪臭が漂ってくる。潔癖症の彼は、思わず顔をしかめた。

「あれぇ、リヴァイじゃないか。どうしたの?私に何か用かな?それに何で顔をしかめてるの?」

「エルヴィンにこの書類を頼まれたからな。
それからクソメガネ、何日風呂に入ってないんだ。臭ぇぞ。入れ」

その言葉にハンジは目を見開いて、

「え?お風呂なら今日の朝やっと入ったんだよ?」
と言いながら赤い液体に白い液体を注いだ。赤い液体は見る間にピンクに変わる。

そしてその瞬間部屋中は甘ったるい匂いで包まれた。
「あ、間違えちゃった。」

ハンジの言葉を聞いたリヴァイは、嫌な予感を感じ取った。
今度は部屋中がピンクの煙で包まれる。

気がつくとハンジは居なかった。





リヴァイは目の前の光景を疑った。

…なぜなら、代わりに目の前には、紛れもないオレ自身がいたからだ。
思わず「はぁっ?」と漏れる声。その声はハンジの物だった。
途端、目の前のオレが笑った。
ある考えがオレの頭をよぎる。

「オレの顔で笑うんじゃねぇ。クソメガネ。」
目の前のオレは、
「えー?だって、目の前に私が居てさ、多分これ入れ変わってる
よねwwww?こんなに面白い事は無いよwwwwアッハハハハハハハw」

「削ぐぞ。」

「えー?今私を削いだらリヴァイの体が削がれるんだよー?ww
 あ、今の内に写真撮っておこうかなwwwリヴァイの笑顔はウルトラスーパーレアだし超高額で売れるかもwww」

「おい、人の顔を売るんじゃねぇ。とりあえず戻せ。」
リヴァイ(外見と声はハンジ)は怖い顔をする。
「あっははははっははwwwww無理wwww腹筋がwwww死ぬぅwwww」
ハンジ(外k(ry)は、顔面崩壊していた。

ガチャッ
「リヴァイ兵ty…」

見ると、そこにはエレンが書類を持ってやって来ていた。
顔は真っ青で、震えている。

(最悪だ…)
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