短編小説

□私、結婚してました。
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 「おはよございます。」

私が仕事場に着いたら、みんなが

「おめでとう!!
ニュース見たわよ!!」
「マスコミとか来なかった?!」
「どこで知り合ったの?!」

わいわい、ガヤガヤ 質問攻めにあった。

「いや、ちょっ待って!
私も状況掴めてないの!
結婚しないってば!」

 何かの間違えなのって説明しようとしていたら、、、


また、ガヤガヤ、今度は職場の中だけではなく、外まで。

 何の騒ぎだと思い、質問攻めから逃げるように職場(パン屋)から出ると

目の前には、、、


 帽子を深くカブってサングラスかけた男が立っていた。

明らかに、普通の人ではないオーラみたいなものが。

 みんな、芸能人の誰かと思ってざわざわ
していたようだ。


 その人物が私に気づきやってきた。
ビクっとして、後ろに下がると両手を掴まれる。

「あいたかったよ!ずっと!!」

ぶあああぁーと私の全身に電撃が走った!!

 ビックリして目を凝らしていると。

私の手を離して帽子とサングラスをとった。



 「川岸 四季斗?!」

私が叫ぶと今度はギュッとだきしめてきた!!

なっんー?!

夢でも見ているのだろうか?!


 そんな、私をいつの間にか同僚達が囲んで拍手していた。

おめでとう!!
と。


 何が、なんだか、、、
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