*ココはどこ?え?トリップ?*

□第二話目
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(注意:春里はテニスのルールを知りません。
色々おかしい所があると思いますが、
気になったら教えてくれると嬉しいです。)

「『宜しく御願いします』」
と、一礼をする。

「うんっ、宜しくね!」
と、元気に挨拶してくれる片方と、
「…手加減しないから。」
と、挑発的な片方。

「じゃあ最初サーブは岡田さんで良いわね?」
部長の佐藤さんが言う。

OKした。

コートに入る前に、
「……ねぇねぇ、友里。」
と話かけてきた
『ん?何?』
「あれやっていい?」
『どれよ』
「一☆球☆入☆魂☆」
『…良いけど、じゃあ全部そういう系で行く?』
「うん、そうしよう!」
そういう系とは、キャラの真似、という事である。

コートに入る。
「1セットマッチ植野・岡田トゥサービスプレイ!」
審判をしてくれる佐藤さんが言う。
「よーし、打つよー!」
『ちゃんと入れてよ?』
小さい声で、
一球入魂
と言い、打つ。

相手は動く事が出来ずに入った。

「…あ、15-0!」

「スカッドサーブ…!?」
元気な方が驚く。
それもそうだ。威力が女子とは言い難いものだったのだから。

それから1セット、サーブで取ってしまった。

『はぁ。私1セット全く動いてないし』
「良いじゃん♪次は動けるんだし!」

次は挑発的な人の方のサーブだった。
岡田が打ち返す。
更に元気な子が打ち返す。

植野が打ち返す。
ネットに当る。
相手はミスッ!と思った。が。

ネットの上をコロコロと転がり、コロン、と相手コートに落ちた。
『…妙技・綱渡り★』
「ああー!それ私もやりたかったのに!」
「15-0!」

「……強いじゃない…」
「うん、思った以上だねー!」

そして次もまた打ってきて、
打ち返し、また打ち返ってくる。

次は岡田が打ち返した。

鉄柱に当り、相手の上を通り入った。
「妙技・鉄柱当て♪」
『ちょ、ブンちゃん率高い』
と、笑う。

結局そのまま色んな技をパクリまくり、

「ゲームセット!ウォンバイ植野・岡田、ゲームカウント6ゲームストゥ2!」

「…ありえない。」
「いやぁ、負けちゃったね?お二人強いねぇ」相手は結構疲れていた。

「植野さん、岡田さん。」
佐藤さんが声をかけてきた。
「はい、何でしょう?」

「あなた達の強さは今、見たわ。
正直、想像を遥かに超えていました。
是非、女子テニス部に入って頂きたい。」

「んー、どうする?友里。」
『…私は別に入っても良いけど……』
「んー。今日もう少し仮入部させてもらって、考えます。」
「ありがとう。」
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