*ココはどこ?え?トリップ?*

□第二話目
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「おい、佐藤」
背の高い華やかな奴が来た。
『………ッッッ!!!!!!』
驚いた。眩し過ぎるアイツだった。
「あら跡部さん。何か用ですか?」
そう。跡部が居た。
「今日、何曜日が覚えてるか?アーン?」
(生アーン?だよ!咲音ちゃん!!)
(生アーン?だね!!!やべぇ何様俺様跡部様だぁぁあ!!)
ハイテンションな二人。
「今日は月曜日、ですよね?」
「…部長。」
と、挑発的な方が言う。
「何?……あ。」
何かを思い出したように言う。
「はぁ。忘れてたのか。」
溜息をつく跡部。

「だって、今日は仮入部の子が来てくれたから、
その子達の実力を見てたんですもの。」
「えとー、月曜日に何があるんですか?」
と、岡田が聞く。

元気な子が答えてくれた。
「氷帝学園テニス部はね、月曜日と金曜日は、男女混合で練習をするの」

「へぇ。説明ありがとうございます」

「そういう訳だ。いつまでたっても部長が来ねぇから俺様直々に来てやったんだ。
早く来い。時間の無駄になる。」
「はいはい、分ってますよ」


「遅れてしまって申し訳ありません。」
と、佐藤さんが謝る。
「これで全員揃ったな。
じゃあこれから男女混合練習を始める!」

『…私達どうしたらいいんだろう?』
「んー、聞くしかないね。部長さんに。」

そして聞いた。

「あ、そうね。あー、一応この練習の説明をするわ。
この練習は主に女子レギュラーが男子部員に、男子レギュラーが女子部員に教えるって感じなのよ。」

『それ女子レギュラーメチャクチャ大変じゃないですか…?』
「まぁ、それなりに出来るわよ?」

「えと、じゃあ私達は…」
「見てる…ってのもつまらないわよね?」
『…少し…。』
「んー。好きな人のところに行く?」
「でも仮入部なのに正部員と同じ扱いでいいんですか?」
「そうなのよねぇ」
と、悩む佐藤さん。

「佐藤。」
またまた登場跡部様だった。
「何かしら?」
「その二人が仮入部の奴か?」
目を向けながら言う。
「えぇそうよ。」
「…さっき実力見たって言ってたよな?」
「えぇ。」
「強かったのか?」
それ本人達の前で聞く??と、二人は思った。
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