【AHP】セカキク総詰め

□生真面目コンビ
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訓練不足









俺は強烈に困っている。
おっと、失礼。
自己紹介がまだだったな。
俺はルートヴィッヒだ。

冒頭に戻るが、俺は困っている。
理由は最近、本田菊という名の黒髪で黒い瞳の青年(本人はお爺さんだというジョークを言っていた)を見ると、激しい動悸や思考回路の低下、熱が出るなどの症状が出る事だ。

「おはようございます、ルートヴィッヒさん。」
「…っ!!」

これが噂をすれば影とやら、か。
こいつを見るとやはり、心臓が暴れる。
上手く言葉が出ない。

「あ、すみません…驚かせてしまったようですね。」
「あ…いや、すまない。少し考え事をしていたんだ。」
「そうですか…確かに最近のルートヴィッヒさん、ぼんやりなさっているように見受けられますね。たまには休まれた方が良いですよ。」

そうか、俺は疲れているのか。
あまり疲れる事は無かったはずだし…鍛え足りないのかもしれない。

「恋…では無いだろうしな。」

俺は早速グラウンドを走り出した。

「え、ちょ…!ルートヴィッヒさん!?」

本田のびっくりした顔を横目に。
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