【AHP】セカキク総詰め

□島国同盟
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不穏な空気









私、本田菊と申します。
趣味は空気を読み、発言を慎む事です。
さて、上記の通り私は空気を読む事に長けているのですが…旅行から帰った私の家はとても不穏な空気でした。
誰かに監視されてる感じがするのです。
家の中で私以外はポチくんとたましかいないはず…なのですけどねぇ。
とりあえず、私は玄関のドアに再び鍵をかけました。

あ、ポチくんもたまも何かを察したようで私の前に出て、全身の毛を逆立てて威嚇を始めました。
あぁ!とてももふもふでとても可愛いです!
カメラにおさめておきたい所ですが、そういう訳にはいかぬようです。

その時、でした。

ピリリリリリリッ

携帯電話が『アルフレッドさん』のディスプレイを表示しながら鳴りだしました!

「もしもし?」
『やぁ!菊!俺は君に悪いニュースともっと悪いニュースを伝えなければならないんだ!』
「では、悪いニュースからお願いします。」
『分かったんだぞ!悪いニュースは、あの眉毛が行方不明になったんだ!』
「え!行方不明ですか!?」
『しっ!声が大きいんだぞ!』
「は、はい。すみません…。ですがこれより悪いニュースがあるんですか?」
『そう…俺の財布に入っているはずの君の家の鍵がなくなっていたのさ!』
「え、お財布は無事だったのですか?」
『そうなんだよ!少しも中身は鍵以外盗まれて無かったんだよ!目的は君って事さ!だから君はすぐに家から離れた方が良いんだぞ!』
「分かりました…って、たま、ポチくん騒いでどうし「気付くのが遅かったな、アルフレッド。じゃあな。」
『え?菊?菊!?』

ツーツーツー。
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