【AHP】セカキク総詰め
□一人ぼっち同盟
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一人楽しすぎるぜ…
俺様はギルベルト・バイルシュミットだぜ！
今日も弟出かけたし、俺様一人楽しすぎるぜー！
「…出かけるか。」
俺様が出かけると必ず頭に乗るひよこ…今日もかっこいいぜ！
出かけてる時にたまにエリザベータに会ったりなんかするが…あいつは恐ろしいやつよ！
いつもフライパン片手に俺をモグラ叩きのごとく殴ってくるんだからよ！
そんな奴よりもしも小さくて優しくて可愛いやつがいたら、好きになっちまわねぇか？
「ヴェ〜、遅くなっちゃった〜！」
「遅いぞ、フェリシアーノ！」
「うわぁん、怒らないで〜！」
「まぁ、ルートヴィヒさん。そう怒らずに楽しくいきましょう。」
「本田はまたそうやってフェリシアーノを甘やかす…。」
「菊、やっさしぃ！」
フェリちゃんも可愛いし、ルートも俺様の弟だから勿論可愛い。
でも、俺が気にしてるのは本田だ。
可愛いのに、優しいのに強い何かを持っている。
俺様が惹かれちまうのも仕方ない。
「さて、何処に行こうとしてるのですか？」
「伝えてなかったのか、フェリシアーノ！」
「うわあん！ごめんよ、ルート〜！」
「俺ではなく、本田に謝れ！」
「私は別に良いですよ、お気遣いありがとうございます。」
「いや、本田が良いならいいんだ…。今から俺たちはフェリシアーノのオススメのレストランで食事をしようとしていた所なんだ。」
ルートもフェリちゃんも本田に惹かれているのは知ってるが…きっと二人も俺様が本田を好きなの知ってるんだし、食事ぐらい誘ってくれてもいいんじゃねーの？
…俺様一人楽しすぎるぜ…。
「そうなんですか！楽しみです！」
嬉しそうに笑ってるんだろう。
ルートが遠くからみても分かるぐらい真っ赤になってやがる。
俺も本田の笑顔見たいぜ。
大抵、俺様と話す時は哀れな目してくるからな！
「ですが、ルートヴィヒさん…熱でもおありですか？赤いようですが…。」
「ひ、日焼けだ！」
「日焼けですか…日焼けは肌に悪影響がありますから、きちんと対策をしなくてはいけませんね。」
「そうだよ、ルート〜！」
「……うむ、そうだな。」
フェリちゃん、ルートを茶化すのはやめた方がいいぜ…
って、俺様はなんでコソコソ見てるんだ！？
さっさと仲に入れば良いじゃねーか！
よし！
「よぉ、ルート！フェリちゃん！本田！」
て、あれ？
三人が消えた！？
…一人楽しすぎるぜ…。