【AHP】セカキク総詰め

□香る菊
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勘違いも歓迎的な









「ちぃ〜す、本田さん」
「おや、香さん。こんな所で出会うとは。」
「本田さんと会えるとか運命的。」

俺は香。アーサーのとこから帰ろうとしたらたまたま本田さんいた的な。マジパネェぐらい心臓鳴ってる的な!

「本田さんはこんな所で何してるんすか?」
「私はカークランドさんにお茶会に誘われて来た所ですよ。香さんは何しにいらっしゃったのですか?」
「お、俺も今からお茶会に行く的な!」

アーサーに取られたく無いから邪魔する事にする系な。

「おや、今回は三人でお茶会ですか。楽しくなりそうですね。」
「毎回二人きり的な?」
「そうですね。たまにフランシスさん入ってきますが、大抵二人ですね。」

俺を差し置いて抜け駆けとかアーサーマジ許さない的な。
そう思いつつ、さっき出たばかりの家のインターホンを押した。

「あ、ほほほ本田…、よく来たなって、なんでお前いるんだよ!」
「…うぃっしゅ☆」
「えっと、先ほどたまたま会ったんですよ〜。」
「お茶会あるってきいたから来た的な〜。」
「お前は誘ってねぇよ、ばかあっ!」
「え、誘われて無かったんですか?!」
「誘われたなんて一言も言って無い的な。」
「…もう、勝手に入れよ。」
「お邪魔しまうぃっしゅ☆」

アーサー残念系な。
でも俺は悪くない的な。

「惚れさせた方が悪い的な!」
「…おや香さん、恋…ですか?」
「な、何でもない的な!」
「ふふ…そうですか。」

これで本田さんが勘違いして、しばらく俺とアーサーをくっつける為にこれから何回も三人でお茶会したりした的な。
まぁ、これで本田さんに会えるならこれはこれでgood job☆
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