【AHP】セカキク総詰め

□オタクコンビ
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各国に心配させてみた
〜フランシス編〜









「ふぅ…。」

どさっと荷物をベンチに置きながら菊は息を吐いた。
見た目は若いが、もう年である事を実感する時である。
だが、戦利品が詰まっているから頑張らねばならない菊なのだった。
と、休んでいると誰かやってきた。

「あ、本田!」
「おや、フランシスさん。いらしたんですか。仰って下されば迎えに行きましたのに…。」
「いや、突然本田に会いたくなっちゃってね〜!」
「…ふふ、そうですか。では、私の家へまいりますか?」
「そうさせて貰う!」
「了解致しました。まいりましょう。さて、よっそぉおおおおっい!」
「本田…大丈夫か?」
「えぇ、大丈夫ですよ。日本男児たるもの、嫁ぐらい持てなければ…。」
「嫁…あぁ。無理しないようにな?」
「えぇ。」

だが、老体にはきつい様だ。
菊は荷物を抱え込みながら屈んだ。

「ふ、ふう…。」
「荷物持ってあげようか?」
「ダメです!私の嫁!」
「なら、仕方ないね。」
「わわわっ!?な、何をするんですか!!」

荷物を菊に持たせて、フランシスが菊ごと抱え込む。

「…こうすれば、良いんだろう?」
「もう、フランシスさんにはいつも負けますね。」
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