Vita/minX

□翼と初めての100円均一
1ページ/1ページ



「輝!!全て100円で買える店があるらしいぞ!!!」
『え、うん。知ってるけど。あと正確には105円ね、消費税あるから』
「知っていただと・・・?なぜ俺を連れて行かん!」
『だって「ヒャッキンだと?庶民が喜び そうな場所だな。そんなに欲しければ店ごと購 入してやろう!はーっはっは!!ドヤァ」とか言 いそうだし』
「今のは俺の真似か?あとド ヤァってなんだ!?」
『いつもの翼の表情よ』
「ほう、つまりはBeautifulなビボーという意味だな!!」
『あーその顔その顔』
「まぁいい、とにかく今すぐその105円の店に行くぞ! 永田、車を出せ!」
「準備は出来ております、翼様」
『なんかごめんなさいね、智也』
「こ こが105円の店か・・・Themecolorは黄色なのか?」
『まぁ黄色い果物の名前貰ってるし、そ うなんじゃないかしら。とりあえず入りましょう』
「What!?何だこのカゴは?」
『この店 の利用者は大体たくさん買い物をするから持ち易いように置かれてるのよ。スーパーとかにもあるんだけど・・・行かないものねぇ』
「あぁ、行かんな。よし、ここは俺が持とう!」
『・・・籠を片手にモデル立ちしても格好良くないからね』
「何を言う。俺は何をしても素晴らしいだろう」
『あ、もう来年のカレンダー出てる。買っとこうかな』
「俺を無視するな!ん?これは何だ・・・?」『それはおもちゃの釣りセット。磁石が付いた魚をこれで釣るの』
「まさかこれも105円か!?」
『うん』
「なんだと!?ではこの透明なテッポウもか!?」
『水鉄砲ね、それも105円』
「なっ!この店の ケイエイはどうなっている!!」
『そんな翼に びっくりニュース。なんと百均は全国チェー ン』
「What!?この店はゼンイで成り立つ店 か!!?」
『ちゃんとした商売にはなってると 思うけど・・・』
「輝決めたぞ!!」
『え、何を?』
「ここの店にある物 全てを買い取る!!10倍いや、100倍出そう!!」
『やっぱり言い出したわね!だから連 れて来なかったのにっ!!』
「このよく分から ないケースもこの素晴らしいFormeの置物もだ!!!」
『それ素晴らしいかな!?水色にピ ンクの水玉蛙って!!』
「永田!今すぐ輸送機の用意だ!!」
「かしこまりました翼様」
『智也もかしこまらなくていいから!』
「この おもちゃは明日バカサイユで使うか。こっちの食材やよく分からんケースは瞬にやれば喜ぶだろう!!」
『そんな大量の粉末パセリいらないでしょう!一袋もなかなか消費し切れないから!』
「あのホストにもくれてやろう!くくくく、ふはははは、はーっはっは!!!!」







「で、こんなに大量のパセリが俺の所へ来たと」
『本当にごめん』
「まぁ腐るわけでもないしありがたく貰っておこう。小麦粉やふりかけ、チョコレートにジュース。今回は無駄遣い と言うわけにいかないな、こうして俺の所に来 ているわけだし・・・」
『あ、洗濯ネットも持ってってよ』
「丁度新しく買おうとしていた ところだ、ありがたく使わせてもらおう」
『やっぱり百均は金持ちに不要な店なのかも ね』
「あいつは特別だな。お前はあんな大人買いしないだろう」
『大人でもしないよ』
「確かにな」
「輝!!釣れたぞ!!!」
『じゃあ次は緑の魚ねー』
「任せておけ!次は 最短記録を出してやる!!」
「楽しんでるな」
『昨日はお風呂で水鉄砲やってたわよ』
「そう か・・・・・・・・・・・・ちょっと待 て!!!お、お、お、お前等は一緒に入っているのか!?」
『時々髪を洗ってあげてるのよ。その間ずっと嬉しそうにシャボン玉を撃って遊んでたわ』
「・・・・・・輝も大変だな」
『分かってくれるのは瞬だけよ。お茶、 おかわりいる?』 「あぁ、頂こう」
「釣れたぞ輝!!!」


初めての百均。いつもの大人買い





[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ