Vita/minX

□彼が猫になっちゃった
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朝目が覚めるといつもの自分の部屋がとてつもなく広く感じた。天井は高く、 Pillowsは合わず、手には肉球が・・・ What?
ガバッと体を起こし、手を見るとやはり Pinkの肉球と銀色の毛に覆われている。 輝と生活している為ある程度の事ならばそこまで驚かないが、サスガにこれには絶句した。体中を見ると銀色の毛は完全に俺の腹も腰も足も覆い、極めつけにビテイ骨の辺りからは Tailが生えている。Bedから飛び上がり Mirrorの前に向かうと、そこには銀色の毛に赤い瞳でこちらを見る猫がいた


「にゃあ・・・( What am I going to do?)」


言葉も話せないのか。 Shit!ここはやはり輝のところへ行こう。急いで Doorまで走り、気付く。手が届かない。 Jumpしてみたり手を伸ばしてみたりするも上手く Doorknobを回す事が出来ない。カリカリと引っ掻いても体で押しても動かない


「にゃあ!にゃあ!( 輝!来てくれ!)」


暫くカリカリと Doorに爪を立てていると、突然勢いよく Doorが開いた。体重をかけていた俺はごろんと部屋の外に転がり出てしまうが、 輝は気づいていない


『ガリガリガリガリ!朝から何!!』
「にゃ、にゃあ!(あ、遊んでなどいないぞ!)」


シンガイだと 輝の足もとに飛びつけば漸く彼女は俺を見た。ん、と下を見る 輝と目が合うと、俺はひょいと抱き上げられる。く、屈辱だ


『何してんの翼』
「にゃあ!?(俺が分かるのか!?)」
『当然でしょう。ていうかなんで猫?』
「にゃあ!みゃお!(知らん!起きたら猫になっていた!)」
『んー。私何もしてないと思うんだけどなぁ』
「にゃ、なーう(とりあえず降ろせ)」
『やだよ』
「にゃ!?( Why!?)」
『こーんな可愛い翼を愛でない訳にはいかないじゃないの!』


ぎゅむぎゅむと抱きしめられ、息苦しい。苦しいぞと言っても聞かず、俺は 輝に抱かれながらLiving roomへ向かった




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