黒子のバスケ 中学生編 連載

□第6Q
1ページ/12ページ


時が過ぎ夏の全中に向けて帝光バスケ部の練習は日に日にハードになっていった。

綾は相変わらず週3日は1軍の練習の参加、他は3軍のマネージャー稼業に勤しむ毎日を送っていた。


『ふむ・・・。』


綾は3軍の3on3を見ながらスコアをつけていた。

その姿の中には、黒子の姿があった。

あれから時間がある時は一緒に居残り練習も続けてる。
運動神経だって悪くない。練習量だって少なくない。

でもこういう試合形式になると、途端影が薄くなる。そう極端に。

何も感じなくなる。
合宿で目を養う事を意識してたから余計に感じる。

この違和感。きっと3軍のコーチは気付いていない。

「・・・駄目かもしれないな・・・あいつは・・・」

コーチ?

駄目かもって・・・まさか・・・。

綾は一抹の不安を拭えないでいた。


.
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ