銀魂 連載
□第一訓
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ブオォンブォオォン・・・・・
空から1台のビッグスクーターが地上に降りてきた。
『ふぅう。相変わらずだねィ。この国は。』
フルフェイスのヘルメットを脱ぐと女は髪をかきあげた。
『・・・・・とりあえず、どうしよ・・・。』
・・・・・・・・・・・・・・・。
『まぁ、とりあえず江戸の街を徘徊して見てみようかな。』
女はバイクを降りて、街を歩いてみる事にした。
『んー。江戸の街も随分と様変わりしたもんだねぇ。』
煙草を吸いながら辺りを見回す。
『とりあえず酒でもしけこむかぁ〜♪』
目の前に入ってきた巨大な看板。
【かまっ娘倶楽部】
男も女も遊びに来てネ♡
『ここでいいか…。』
女が店に入るとそこは【悪の巣窟】だった。
「「「いらっしゃあ〜い♡(野太い声)」」」
『(オカマかよ!(汗)ふらりと入ってみたらとんでもない店に入っちゃったよ!)』
『あらぁん?可愛い雌豚がきたのねぇん♡ゆっくりしていきなさい。私がこの店のママ、マドマーゼル西郷よ♡』
『(いや!聞いてないのに自分からなのっちゃったし!しかもあたし客なのに雌豚って言われちゃってるんですけどォォォ!)』
帰れそうな雰囲気ではない。
周りは大層なオカマに囲われていたから。
女は諦めて、席に座った。
『(一杯飲んで店出よう・・・)』
女の席に二人のオカマがやってきた。
『パー子でぇす。(なんで俺がこんな目に…)』
『ヅラ子よ。(今は我慢するのだ!銀時)』
三人がふと目を合わせた瞬間、目が点になった。
『『綾!?』』
『え?その馬鹿顔…銀時にヅラ!?』
『ヅラじゃない!桂だ!(泣)いや!ヅラ子よ!』
『そこは桂で止めときなさいよ!(爆)バカ小太郎!』
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