黒子 短編
□甘い甘い
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「マナち〜ん」
『むっくん!お疲れ様!!』
放課後、
恋人であるむっくんの部活が終わると、彼はいつものように甘えてくる
うーん、可愛いなあ…
「ね、早く帰ろ〜」
『はいはい』
家な方角が同じこともあり、帰りはいつも送ってもらう。
学校をでると、すでに外は真っ暗だった。
今日は星がきれいだなあ
なんてぼんやり考えていると、不意にむっくんが口を開いた
「ねーねーマナちん」
『ん?』
むっくんから話題を振るなんて珍しいな…
「マナちん、俺に渡すものあるんじゃないのー?」
『え?』
なんだろう…
勿論、今日はむっくんの誕生日などではない。
今日1日の行動を振り返ってみると、一つ心当たりが見つかった