黒子 短編
□そういうところ
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ピカッ
ゴロゴロ…ドンッ…
『うっわ、雷?』
in大輝の部屋なう
今日は久々に大輝の部活がないからお家デートをしていたのだが…
『わあ…最悪……
大輝今日泊めてよ』
「お前なあ…」
呆れた顔であからさまな溜め息をつく大輝
「女なら、キャー雷怖いー とか言うんじゃねえの?」
『悪かったね、そんな女じゃなくて』
ちょっと拗ねてみたら
メンドクセーと言われた
『大輝は、そーゆー風にビビっちゃう女の子のがめんどくさいんじゃないの?』
「よく分かってんじゃねえか」
『大輝のこと大好きだもん』
にひひ、と笑ったらそっぽを向いてしまった。
大輝がよくする、照れたときの反応。
こういうところがホント可愛くて大好きなんだなー
「うっせ声にでてんだよ」
『わ、はずかし』
「思ってもないこと言うんじゃねえよ」
私と大輝は、いつもこんな感じ。
大輝といるのは楽しいし私は本当に大輝のことが大好きだからいいんだけど…
本当はちょっと寂しい。
女の子として見られてないんだなーって思うことがよくあるから…