..novel..
□仕事(*)
2ページ/29ページ
真面目が取り柄のヘソン。
そう言われ続けて25年間生きてきた。
そのおかげか、念願かなって小さい頃からの夢だった警察官になることができた。
ずっと憧れていた。
交番に立ち、市民を守るという職。
やっと手にしたのだ。
市民にも認めてもらえるように頑張らなければ。
どんな仕事も真面目に丁寧にこなしていかなければ。
「ヘソンくん。そろそろパトロールにいってもらっていいか?」
この交番には2人で一組の仕組みだ。もう一人はベテランの先輩、パク・ヘジン先輩。
「はいっ!いってきます!」
俺はすぐに身支度をして、自転車にまたがった。