へるぷみー

□07
1ページ/4ページ






キーンコーンカーンコーン…





予鈴のチャイムが鳴り、名前達は弁当を片付け始めた。

次の授業の準備しないと。

そう考えながら弁当を持って扉を開けると、少し後ろを振り返った。



ちらりと見ると、及川さんがこちらを見ていた。

ばちり、と目が合って、なにか言おうかな?と焦っていると、彼らも弁当を片付け始めた。





「名前、早く行くよ!」


グイッと腕を引っ張られ、無理矢理屋上から出された。

ああ、そう言えば次の授業体育だった、なんて呑気に考えながら走る。





教室についたころには、もう誰もいなかった。

完全に遅刻をした。
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ