短編。
□また会う日まで
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今日はお祭りがあると言うことで皆で行くことになった。
「見てみて〜出店がいっぱいだよ〜早く行こう!!」
モモとマリーはおおはしゃぎしていた。
「おい如月。あんまり俺から離れるなよ。」
「はーい。あっ、たこ焼きだ。お兄ちゃん買って!!」
「って何で俺なんだよ!!!!お前の方がお金持ってんだろ!!!!」
「何よ〜ケチ。」
「セト。私もたこ焼き欲しい。」
「分かったっす。何個買うんすか?
」
「15個!!」
「セトさんあんなに優しいのに何でお兄ちゃんってそんなにケチなのかなぁ。」
「うるさい。俺はそこら辺ぶらぶらしてくるからな。」
「えっ、ちょっと、お兄ちゃん!!
」
シンタローは一人でどっかに行った。
ふぅ、やっと一人になれたぜ。
「ご主人〜」
一人に除いては。
「何で皆と一緒に行かないんですか?」
「いいだろ。別に。」
「ご主人。つまらないです。私は妹さんのところに行ってきます。」
エネはモモの所へ行った。
よし。これでようやく一人だ。
静かな所に行こう。
少し離れた神社。
人は全くいない。
ここでゆっくりするか。
シンタローは階段に座った。
しばらく呆然としていた。
そろそろ花火始まる時間だな。
あいつらの所に戻るか。