ドールハウスの書斎


ようこそ、猫の事務所へ。
ここへ来たということは、きみの身にも何か困った事が起きたのだろう?


……なに、別にこれといって?
……、……。
そうか。
いや、構わないよ。何故かたまに、依頼が無くともここへ辿り着く者もいるからね。

さて、折角来たのだ、そこに掛けたまえ。今、紅茶を淹れるから。
さあ、どうぞ。
私のスペシャルブレンドだ。その都度味が変わるから、保証は出来ないが、ね。
きみが飽きるまで、ゆっくりしていくといい。

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